独習PHP第4版を読んで:

 

今まで、ホームページやブログでWordpressを独習し使って来た。WordpressはPHP言語で実現されていること知りPHPの基本から学んで見たくなった。ちょうど6月に「独習PHP第4版」(山田祥寛著)が出版されるとのことで早速レビューアに応募させていただき「新たな独習」の機会をいただきました。

出版社から6月10日に真新しい本の配本いただき、その厚さにまず驚く(なんと650頁)。表紙と目次、本書の読み方をシッカリ眺めながら初回の読書は7月中旬までと決め読んでみました。新しくPHPプログラムを独習する初学者の拙い感想です。

本書を読んだ感想は以下の3点:

その1.「独習PHP」タイトルにピッタリの内容
 近くに指導者や相談相手がいない独習者にとって、本書は学びの「良き教科書でありガイド(案内者)」として活用できる。「懇切丁寧な説明」と「豊富なプログラム事例」があり、実際に自分で動作結果を体験しながら学べる。

その2.プログラム作成の一層深い学びの「ヒント情報」が満載
本書の内容を理解してからPHP専門サイト(https://www.php.net/)のマニュアル、ドキュメント等を見ると役立つと思う。

その3.パソコンと3つの道具(Tool)だけで学べる
 3つの道具「①XAMPP、②Visual Studio Code、③ブラウザ(Chrome)」だけ。もっとも本書をテキストに基本を理解、習得するにはある程度の学ぶ「時間と努力」は必要かと思う。

学習に使う3つの道具
XAMPP Visual Studio Code Browser((Chrome)

本書の良い所:

その1.「文法、構文の説明」だけでなく「具体的な例」と「使う場面の説明」、さらには「プログラム作法」、「Note関連知識」まで記述されているのはとても有難い。章立て、内容の進め方がとても配慮されており、説明と(日本語)表現がとても親切で初心者にも分かりやすい内容です。

その2)プログラム作成時や解読時に、手元に置いて辞書/事典として長く活用、役立つと思います。本書の内容(情報量)からすると650頁位は必要だなあと思った。

その3)特に後半「第8章リクエスト情報」、「第9章データベース連携」、「10章 オブジェクト指向構文」、「第11章 高度なプログラミング」は、サーバサイドプログラム事例も含めそれだけで読み切りテーマになると思う。ジックリ考えながら実習に役立つ。

独習PHP第4版(PHP8対応)
独習PHP第4版 (PHP8対応)

初めてのPHP体験:

1)PHP言語は新旧の幅広い世代のプログラマーを暖かく迎えてくれる間口広い言語
 50年前(1970年代)パソコンもインターネットも無い時代、初めてコンピュータに触れた。仕事では「アッセンブラ言語(含む機械語)」や「Fortran言語」、「COBOL」を使っていた。当時と言語表記は異なるが,数理処理などなじみの機能(関数、ライブラリー)もあってPHP構文は「学びやすく」、「十分楽しめる」言語と感じた。
「オブジェクト指向」も加わり化石世代プログラマーには少々難しい部分もあったが「プログラム言語現代史」の勉強にもなる。

2)ネットで、単発的テーマ、不明点を色々調べるのも楽しいが、まずはジックリ本書を読み切り、PHPの基本、全容を把握することは、さらなる学習を進めるために多少とも自信が湧いてきた。

3)本書は入門書ではないが、PHP言語の基本と活用について「キッチリ」学び、理解する「独習する」方々にとても頼りなる良書と思います。

参考サイト(URL):

XAMPPソフトウエア(最新バージョンはPHP8対応)
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
Visual Studio Code(VSCodeは便利)
https://code.visualstudio.com/
Chrome 開発Tool (Chrome起動して[Ctrl+Shift+i」
https://www.google.com/intl/ja/chrome/dev/
PHPマニュアル(日本語)
https://www.php.net/manual/ja/


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