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2021年10月カレンダー

独習Ruby新版を読んで

はじめてのRuby

 数年前、図書館から「小学生から楽しむRubyプログラミング」(まちづくり三鷹 著)を借り楽しんだ?記憶がある。それで美しい名前だけは知っていたが、その後学ぶ機会もなくそのままになっていた。 今回、FacebookでWingsプロジェクトさんの新刊書「独習Ruby」新版(山田祥寛著)発行記事、レビューア募集を見て自分も学んでみようと思い応募し拝読させていただいた。今年6月「独習PHP第4版」(同著者)を読んで以来3か月ぶり、新しい「プログラミング言語」を学ぶ初心者(独習者)です。

全体の感想:

1【手を使い学ぶ】図とコード事例付きで、1つ1つ構文の動作確認しながら読んで理解できる(手と目を集中し使う)結構な厚さ(全11章、600頁)なのだが「なるほどそうなのか」、「どう動くの」と1歩1歩(コード動作確認)飽きずに読める
2【広い読者に向く】オブジェクト指向に「不慣れな」自分のような(アセブラ、Fortran、Cobol言語世代)読者にも自然に読み続けることができる。「オブジェクト指向プログラミングは何ぞや」は本書(全11章、後半(9章、10章)に詳細に学ぶ
3【Ruby基本を学べる】Rubyの主な構文説明に重点を置き丁寧な説明に徹している。Webアプリケーション開発、データベース管理の方法等は、必要に応じてフレームワーク(RubyonRailsなど)などで別途学べばよいと思う

本書の良い点:

1.文法の構文の意味だけの説明に終わらず、構文の「しくみ」、「しかけ」の説明、さらにプログラミング作法までもありとても親切。「わかりやすい日本語」、「丁寧な図解説明」、「動くコードサンプル」が付いているので読者の理解が深まる。これまさに「先生」が近くにいるようだ
2.本書の構成、説明の展開が分かりやすいい。「基本から詳細へ段階的アプローチ」、「どこで、なにを、どこまで学ぶのか」目次で分かる。登山で目標までのアプローチ(ルート)が示され「独習者(登山者)」は安心して学ぶ(登山)ことができる
3.Ruby動作環境のつくり方からはじまりRubyプログラミング基本をしっかり押さえることができる良書だと思う。一つの構文、説明をこれ以上優しくできないほど丁寧に説明されている。正規表現など自分には「判じ物」のようだが、コードサンプルも理解を助けてくれる。サンプル色々変更動かし「なるほど」と理解不足を補完できる

独習Ruby新版
独習Rubyを学ぶ(気になる部分は付箋)

個人的な期待:

1.ページ上部にも用語インデクスがあると便利と思う(辞書の見出しを想定)
2.日本語と英語の併記をできるだけ多くしてほしい(ネット調査、検索時に便利)
3.各章の終わりに「まとめ」(各章学んだポイント箇条書きであると嬉しい)、付録でRubyの特徴(PHP,Python等との違い)一覧表を載せていただくとありがたい
4.厚手ビニールカバーあれば便利(手元に置いて辞書のように活用したい)

最後に:

1.プログラム言語(人工言語)を覚えたら、たくさんの良いコードを読んで、、自分で沢山コードを書いて失敗しながら、考えていること実現したい
2.毎日、生活で交わされる自然言語(日本語、英語、中国語など人と人の間で使用)とは根本的に違うなあ。プログラムコード(人工言語)が正常に動作しない(相手:コンピュータ(機械)に伝わらない)のは、その原因、責任はほとんど自分側にある。前者(自然言語)は「どちらが真偽や正否かわからない世界」、後者(人工言語)は、自分の腕や能力(知識や知恵)で「全て真偽、正否、白黒」がキッパリ決まる世界

私たちは、現在、自然と人工、両方の言葉に囲まれ忙しい世界に生きている。静かな秋、部屋で本書横に置いて画面に向いながらよしなしこと想います(ただいま、第9章オブジェクト指向プログラミングを一人楽しみながら独習中)

プログラミング実習
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独習PHP第4版を読んで:

 

今まで、ホームページやブログでWordpressを独習し使って来た。WordpressはPHP言語で実現されていること知りPHPの基本から学んで見たくなった。ちょうど6月に「独習PHP第4版」(山田祥寛著)が出版されるとのことで早速レビューアに応募させていただき「新たな独習」の機会をいただきました。

出版社から6月10日に真新しい本の配本いただき、その厚さにまず驚く(なんと650頁)。表紙と目次、本書の読み方をシッカリ眺めながら初回の読書は7月中旬までと決め読んでみました。新しくPHPプログラムを独習する初学者の拙い感想です。

本書を読んだ感想は以下の3点:

その1.「独習PHP」タイトルにピッタリの内容
 近くに指導者や相談相手がいない独習者にとって、本書は学びの「良き教科書でありガイド(案内者)」として活用できる。「懇切丁寧な説明」と「豊富なプログラム事例」があり、実際に自分で動作結果を体験しながら学べる。

その2.プログラム作成の一層深い学びの「ヒント情報」が満載
本書の内容を理解してからPHP専門サイト(https://www.php.net/)のマニュアル、ドキュメント等を見ると役立つと思う。

その3.パソコンと3つの道具(Tool)だけで学べる
 3つの道具「①XAMPP、②Visual Studio Code、③ブラウザ(Chrome)」だけ。もっとも本書をテキストに基本を理解、習得するにはある程度の学ぶ「時間と努力」は必要かと思う。

学習に使う3つの道具
XAMPP Visual Studio Code Browser((Chrome)

本書の良い所:

その1.「文法、構文の説明」だけでなく「具体的な例」と「使う場面の説明」、さらには「プログラム作法」、「Note関連知識」まで記述されているのはとても有難い。章立て、内容の進め方がとても配慮されており、説明と(日本語)表現がとても親切で初心者にも分かりやすい内容です。

その2)プログラム作成時や解読時に、手元に置いて辞書/事典として長く活用、役立つと思います。本書の内容(情報量)からすると650頁位は必要だなあと思った。

その3)特に後半「第8章リクエスト情報」、「第9章データベース連携」、「10章 オブジェクト指向構文」、「第11章 高度なプログラミング」は、サーバサイドプログラム事例も含めそれだけで読み切りテーマになると思う。ジックリ考えながら実習に役立つ。

独習PHP第4版(PHP8対応)
独習PHP第4版 (PHP8対応)

初めてのPHP体験:

1)PHP言語は新旧の幅広い世代のプログラマーを暖かく迎えてくれる間口広い言語
 50年前(1970年代)パソコンもインターネットも無い時代、初めてコンピュータに触れた。仕事では「アッセンブラ言語(含む機械語)」や「Fortran言語」、「COBOL」を使っていた。当時と言語表記は異なるが,数理処理などなじみの機能(関数、ライブラリー)もあってPHP構文は「学びやすく」、「十分楽しめる」言語と感じた。
「オブジェクト指向」も加わり化石世代プログラマーには少々難しい部分もあったが「プログラム言語現代史」の勉強にもなる。

2)ネットで、単発的テーマ、不明点を色々調べるのも楽しいが、まずはジックリ本書を読み切り、PHPの基本、全容を把握することは、さらなる学習を進めるために多少とも自信が湧いてきた。

3)本書は入門書ではないが、PHP言語の基本と活用について「キッチリ」学び、理解する「独習する」方々にとても頼りなる良書と思います。

参考サイト(URL):

XAMPPソフトウエア(最新バージョンはPHP8対応)
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
Visual Studio Code(VSCodeは便利)
https://code.visualstudio.com/
Chrome 開発Tool (Chrome起動して[Ctrl+Shift+i」
https://www.google.com/intl/ja/chrome/dev/
PHPマニュアル(日本語)
https://www.php.net/manual/ja/


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