秋盛り!

Web開発フレームワーク(Vue.js)

 今回、Wingsプロジェクトさんの著書「速習Vue.js」(山田祥寛 著)のレビューアに応募し勉強させていただきました。今年6月 PHPフレームワーク「Slim」、7月 Pythonフレームワーク「Django」(Kindle版)に続き今回「Vue.js」(Kindle版)と今年は代表的なフレームワークを3つも学ばせていただいた。

速習Vue.js3

読者の私はプログラム超初心者。

1.新しいITサービスやビジネスの「しくみ」に興味持っている
2.最近のプログラミングは仕事でなく趣味(楽しみ)で学んでいる
3.JavaScriptは大昔(1996年)「ホームページを飾るJavaScript入門」という本を1冊読んだ程度。当時ブラウザはネットスケープでした。今はすっかり忘れている。

そんな読者の読後の感想です。

【本書の良い点】
1.フレームワークを使ったシステム開発方法(しくみ)と実装(しかけ)について豊富な内容をコンパクトかつ丁寧にまとめた書籍だと思います(初心者でもとても読みやすい文章)
2.Kindle版(電子書籍)なので、説明の中に関連情報リンクが張られておりハイブリッド(本とネット)で学習できるのはとても便利。また、実習は自宅のPCで、本文はスマホ端末で「いつでも、どこでも」手軽に学べる(自分にあった文字サイズに調整)
3.内容の理解に役立つ実例コードついている。実際に手を動かして入力実習体験(含むエラー、バグだし)できるのはプログラミング学習に大切だと思う(サンプルコードも提供されている。自分の入力コードが正常動作しないときに役立つ)

【本書の読み方】:
1.本書の対象読者:JavaScriptを理解していることが条件でなので、Javascript本を手元に文法、ルールを確認しながらゆっくり一歩一歩理解しながら学習
2.Vue.jsとはなにか、利用環境と開発の「しくみ」と「しかけ」の基本を理解する
3.プログラム初心者は自分でコード入力「写経」(習字の手習い)方式で実習。学習途中、ネットで「専門用語」調べたり、Vue.js入門動画(youtube)見たり、ブラウザ開発ツール(Chrome)で動作詳細もしらべるなど。。。。プログラミング独習者にも昨今のIT環境も参考情報も豊富、利用すればよき「助人」になる

【感じたこと】(順不同)
1.本文中のカタカナ専門用語(英文)は補足説明(Note)または関連サイトURLが付いていると初心者にはありがたい
2.「Vue.js」はWEBサービスのフロント側(画面周り)フレームワークですがバック処理(データ処理とDB)との連携方法が自分にはよくわからない(本書の対象範囲外)今後、機会があれば学びたいと思います
3.プログラム基本知識なしにフレームワークに直接飛び込むのは少し乱暴。対象プログラム言語の文法やルールの事前知識は必要
4.HTML,CSS,Javascripのプログラミング開発保守で経験(苦労?!)がないと、フレームワークの概念や目的が「頭でわかったつもり」になっても「応用力や本当のありがたみ」を体感することは難しいなと思った。(私のような初心者と仕事でプログラム開発に従事する者ではフレームワークへの理解(深み)はおのずと異なる)
5.フレームワークを使用する開発をするかどうかの判断基準は、中程度以上のシステム規模と複雑さがある場合とのことですが、システム開発後の運用保守時の考慮も必要、その採用判断は一般的にはプログラマーだけでなくシステム企画・設計部門やオーナー(客先・投資者など)含めて決めることになると思います。その意味でプログラマーはいくつかの主要な開発言語とフレームワークは使いこなせること、企画・設計部門やオーナー側は判断に必要なフレームワークなど基礎知識・理解があることと「変化が要請される」時代になったのだと感じました。

【今回参考にしたもの】
1.改訂新版JavaScript本格入門(山田祥寛 著)技術評論社
2.日本語サイト
https://jp.vuejs.org/
https://codezine.jp/article/detail/12584
https://vuex.vuejs.org/ja/guide/